今年の東京は他所にくらべて遅れているとはいえ、ようやく夏の空気になってきている今日この頃、皆様いかがお過ごしでしょうか。そういえば僕はまだ蝉を聞いてないので、イマイチ夏っぽい気分にはなれません。
もくじ
- 「恥ずかしい勉強会」というのを開催しました!
- どういうことやったかというと、
- そんなことより、
- 「何が分からないかが分からない」ってそれ本当ですかね?
- まとめ雑感
「恥ずかしい勉強会」というのを開催しました!
これです。
ATND 【恥ずかしい】PHPerのためのいまさら聞いたら恥ずかしいデザインパターン【勉強会】
土曜日の朝9:15~10:30、会場はラクスル株式会社様をお借りすることができました!
ありがとう! @purprin さん!!ラクスルでインターンしてる学生さん達も含めて結局十数人での開催になりました。
それにしてもラクスルの学生インターンってイケメンばっかじゃね?ナニコレ、って思った。
どういうことやったかというと、
- 自己紹介タイム
- デザインパターンとは何か
- どういうものなの?
- なんのためにあるの?
- 体験談
- こういうことしたいときに、こういう風に書いたことありません?
- それだと、こういう困った事が起きるんです。起きたんです。
- だからこういう風に書いたらいいっぽい。どうやらこれが「デザインパターン」のようだ
- 雑談
- 色々「今さら聞けない」話( bashの$とはいったいおいくらなのか, etc... )
おもいのほか楽しいんで頂けたみたいで、実際僕も楽しかったです!!
そんなことより、
いくつか自分的に面白い話があがったのでそのうちの一つを備忘録
「何が分からないかが分からない」ってそれ本当ですかね?
僕も同様に、何も分からない状態からいきなりプログラミングの世界に入ったひとによくある現象で「何が分からないかが分からない」というものがある。自分の過去を思い出しても、これは何もプログラミングに限った話ではなく、多くの領域で「知識ゼロ状態から飛び込んだ」ときによく観察される現象だと思う。
「何が分からないか分からない」というのは、とても辛い。「自分が何が分からないか」を分かっているなら、ググればいいだけの話だ。だけど「何が分からないか分からない」となると、グーグルの検索窓にどんなキーワードを入れていいか分からないからそもそも調べようがない。もっとプリミティブなググりワードを入れても、抽象的すぎて欲しい答えに辿りつけなかったりする。「自分が何が分からないかが分からない」というのは、自力でどうにもできない状況を突きつけられており、なおかつ前進の見積もりが立てられなく、とても辛い状況だったりする。
今まで「何が分からないか分からないんです」と言ったことよくあるが、一方で「何が分からないか分からないんですぅ」と言われることもしばしばあった。
言う側では気付かないのだが、言われた側は「とはいえお前分からないことがあるから前に進めないんだろ?それ言ってみろ」ってなるわけです。言う側の気持ちも考えずに。でもそう言われちゃうとさらに「いえ、本当に何が分からないか分からないんです...」としか言えなくなっちゃうのが言う側の気持ち。
このたび「恥ずかしい勉強会」を開催してちょっと思ったのは、「何が分からないかが分からない」と言う人は本当は「何が分からないかが分からない」ワケじゃないのではないか?ということ。
やっぱりみんな「コレが分からない」っていうのは実は持ってるんだけど、その疑問が初歩的で原始的すぎて、自分で勝手に「聞くに値しない」と思っていたり、「コレを聞いたら怒られそう」と怖がっていたり、「こんな立場なのにコレを聞いたら恥ずかしい」とためらっていたりするのではないだろうか。
たとえば今回出て来たものだと
- デザインパターンってそもそも何なんです?
から端を発し、
とか、普通なら「おまっwwそれ今聞くことじゃねーよwwww」ってなりそうなもの。もっと日常的には、
- そもそもどうやったらいいか皆目見当がつかぬ!
- これは何のためにやるのだ!
とか、そんなこと聞いたら「そんなことも分からずここにいるの?氏ねよ」ってなりそうなものとか。
こういう疑問や質問っていうのは、聞いたら「恥ずかしい」ものや「怒られそう」なものばかり。
だから、結局いざ相談相手を目の前にすると全部、
(☝◞‸◟)☝ < いやぁ何が分からないかが分からんのです、ハイ
という一言に圧縮されちゃうのではないだろうか。
そういう態度を取ってしまう人を「弱い」と一蹴するのも、それはひとつの考え方だとは思うのだけれど、僕自身こうなってしまう人だし、僕はやはり人はなるべく幸せになった方がいいと思うので、こういう態度を取ってしまう人はどうすればいいかを考えたい。
そこで、こうなっちゃう人に、とりあえず2つ提案がある。まだまだ提案として詰める余地があるとは思うけれど、どうやら今よりはマシになりそうだ、と思う提案だ。
ひとつめは、何が分からないかを聞くのではなく、何がしたいかを伝えてみること。
やりたいことまでの全体が、どういう分からない項目たちで構成されているか分からんのだから、そのひとつひとつを質問してもラチがあかない。知っているひとに項目項目を聞くのではなく、ここはいっそ「最終的に何がしたいか」を伝えてみればいいのではないだろうか。そうして筋道を知るのも良いのかもしれない。
ふたつめは、恥ずかしがらないで何でも聞けるコミュニティを作ること。
社内でも社外でもいいと思うけれど、何か恥ずかしい質問をしても、同感と共感をもって解決への情報を一緒に探してくれる人と知り合いになるのもいいのではないだろうか。そういうコミュニティがあるだけで、「分からないことを言えない」人にとって心強いと、僕は思う。
まとめ雑感
まーでもいつまでもハズカシイハズカシイ言ってても本当に恥ずかしいので、とりあえずデザパタ本さくっと終わらせたいです。今はPHPによるデザインパターン入門の写経部分をPythonで書くというのが楽しい!
✌('ω'✌ )三✌('ω')✌三( ✌'ω')✌
あとステッカーもらったよ!!