WETな備忘録

できなかったときの自分を忘れないように

29になった

自分がこの歳まで生きているとは思わなかった。あのとき死んだ後輩の喪章は、今でも机に置いてある。必死に生きているようで、そうでもなかったかもと反省しているのが、私の近況です。

今までは、なんとなく生きていたように思う。正解を外さないように、間違いをしないように、正しい選択さえすれば安全地帯から望むものを狙撃できると信じて生きてきたように思う。それはある意味正しいのかもしれないけれど、長く生きると、都合よく狙撃台になる建物は無いし、危険からの遮蔽物の無い状況だってある。そういった状況に一度も出くわさないで生きていくのは、稀なことだと思う。

この前、スナイパーライフルを捨ててみた。そしたら何が起きたかというと、狙っている物が見えなくなった。当然かもしれない。だけど面白いのはそれじゃなくて、本当に自分がそれを望んでいたのか自信がなくなった。というか、きっと自分はそれを望んでいなかったようだ。そう思うと、捨てたはずのスナイパーライフルも、本当は最初から無かったことに気づいた。僕はもともと丸腰だった。

今、遮蔽物の無い場所を恐る恐る歩いている。とても怖い。自分がいかに闘っていなかったかがツケとなって降りかかってくる。その代わり、そこには棍棒が落ちていたり、布の服も落ちていたりする。横を見ると、同じように恐る恐る丸腰で歩いている人も沢山いることも知った。これらはみな、狙撃をしていた時には見えもしなかった世界だった。もうスナイパーライフルを持つことは無いだろう。でも、今は棍棒がある。

この先、僕にこの先というものがあるならば、もっと、冒険をしてみようと思っている。持っていると思っていたものは、じつは持ってなかったし、進むべきと思っていた道も、じつはそんなものは無かった。

そして、ぼく達があると思っている時間は、きっと無い。

30歳まであと50週だ。生きていればの話だが。









なんちゃって♥

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末筆ですが、例のリスト送ってくれた各位、ありがとうございます!

WETな備忘録として

(なお、佐倉綾音さんは21歳です)

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