拙者、先日都内某所で開催されました、噂の「街コン」というものに、友人とともに参加してきました。
その際に得られた知見や教訓などをここで共有させていただきます。
そもそも街コンとは何か
街コン(まちコン)とは、地域振興を目的とした大規模なコンパイベントのこと。 街コンは、街ぐるみで行われる大型の合コンイベントである。 一般的な合コンと異なり、参加者は少ない場合でも100名以上、規模の大きいものでは3000名弱にもなる。 同性2名以上で1組となり、開催地区の定められた複数の飲食店を廻る。
街コン - Wikipedia
夜のもあるけど、主に土日の昼間(←ここ重要)にやってる。地域、といっても都会のひとつの街、たとえば恵比寿とか目黒とか、の複数の飲食店が貸し切りになっていて同時多発的に合コンが開催されててそれを回ることができる、ってイメージ。昼間にやるため、飲食店としてもアイドルタイムの有効活用になり嬉しいのだと思われる。
今回拙者が参加した街コンは、都内のJR沿線で男性100名女性100名で合計200名、飲食店は5店舗で、だから1店舗40名の男女が流動しつつ分散していることになる。40名といっても、1テーブルは必ず男性2名女性2名になるようになっていて、大人数でワーキャーという雰囲気ではない。
申し込み
拙者、友人と飲んでいたおり、「そうだ、街コン行こう」という話になってからおのおの家で街コンについてググりました。どうやらけっこうな頻度で都内で開催されているっぽいうえに、年齢層などの指定のあるものが多く、選びやすい感じになっている。ただ、数週間くらい前にはすでに満員になっているケースがほとんど。友人が「じゃあこの日のコレでいいっスかね」と連絡をしてきたので拙者「よいですねよいですねデュフフ」と返事をした覚えがあります。
申し込み者はもちろんメンバー登録しなきゃいけなかったんだけど、誘われる側(今回でいう私)は、特に登録しなくてもよかった模様。参加登録だけして、支払いは当日。ひとり頭約7000円ナリ。
当日の受付から乾杯まで
別の友人に「早めに行ったほうがよい」というアドバイスをもらって45分前くらいにいったら受付もう並んでやがってだいぶ萎えました。受付で男女数十人が別々にならんでガヤガヤしてるビミョーな熱気は多少気恥ずかしくなったでござる。
200人がどのように分散するかが疑問だったが、受付順に、最初の一店舗目で着席すべき店が決まっていて「はーい、あなたたちは2番のお店でーす」と言われ地図を渡される。この地図が同時に参加証なので、地図に書いてある5店舗はこの地図を提示すれば入れるという寸法。
店に着いたら着いたで、順に席に誘導される。もちろん女性も同様に誘導されるので、早く来すぎると乾杯までの30分近くシラフのまま初対面の女性と場を保たせなければならないのでござる。これは拙者、参ってしまった。気まずさを察して10分ほど女性がお手洗いに立ったときは死刑宣告をされたかと思った。
参加者の傾向とか
拙者、根はオタクだが、ひとたびお酒が入れば体育会ノリをrequire_once
できる能力を持ち合わせており、乾杯してしまえばあとは適当に話を合わせて盛り上げるだけだったのでラク。
今回参加したのは「1980年代生まれ限定」というものだったので、若くは25、老いては35までが参加している計算である。
しかしながら、今回同じテーブルにて話した女性は10人だったが、ほとんどが25~28歳だった。一方、男性のなかには30を超えているひとも居たように見受けられた。
これはおそらく不思議なことではなく、次のような推測ができる
- 周囲の同年齢の結婚ラッシュに晒され危機感を覚えるのは比較的に25歳前後である
- 25〜35までが参加できるイベントに30過ぎで参加すると相対的高齢であり、比較的不利である
まあ憶測ですけど。ともあれ、全体的には男性より女性参加者のほうが若い状態であった。
印象に残った会話
をつらつらと
- 「プードルは毛が生え替わらないので必ずトリミングが必要」
- 「乾杯までの30分は絶対間延びするので0次会をして一杯飲んでくるべき」
- 「異業種交流会と思えばあまり緊張しないよ」
- 「街コンで出会って仮に結婚までしたら結婚式で馴れ初めどのように紹介されるんだろうか、やや恥ずかしい」
- 「職場では出会いが無い。出会う人脈が無い。街コンを期に友人を増やして、2次3次の交友関係が本命」
- 「『ボールルームへようこそ』という漫画が今アツい」
- 「男性からグイグイ来てくれないから不服である」
などなど
おひらき、からの2次会
最初に指定される店で30分、同じ店で席替えして30分が終わると、あとはフリータイムとなって、自由に店舗移動できる。店舗移動しなくてもいいし、このまま誰にも告げずに去ってもよい。エスニックやイタリアン、中華などバリエーションのある店を点々としながら、そこにいた女の子とさっぱりお話して次の店へ行くスタンス。16:30ごろスタッフさんから「そろそろラストオーダーとなります。なお、このあとわたくしどもで2次会場を準備してありますので、別途2500円でご参加いただけます!あまり話せなかった方とお近づきになるチャンスです!」という告知がある。「これ払ったら都合9500円の参加費だわな...」と思いつつも、相方が狙っていた女の子がいるとかなんとかで、拙者一肌脱いで2500円払ったでござる。
2次会は完全立食で、たぶんその場にいたのは100人弱、ここでも不思議なことに男女比はわりと1:1に近い。相方が狙っていたおなごはほかの男もやっぱり狙っていて、ぜんぜんお近づきになれなかった模様。拙者はというと、適当な関西弁と適当な津軽弁を織り交ぜつつ、福岡出身の女の子とビールを飲んでおりました。
14:00開始ともあって、二次会が終わってもまだ19:00くらいで、飲み過ぎなければこの後の時間も有効活用できると思います。
まとめ
- 2次会は別に行かんでよかった
- 0次会は絶対にすべきだった
- 単純計算で、合コンが男性1回6000円で女の子のアドレス2~3件と考えると、7000円で10件は割安ですね
- 彼女を見つけに行く、という目的ではなく、異業種交流会および人間関係の新規開拓と思えば、日々の閉塞感を打破するよいきっかけだと思う
- ただし、人並みのトークができる(もしくはそういう友人を連れる)必要はあると思う
- 男性的な表現で申し訳ないが、参加している女性は意外と「若くて可愛い子」が多かった印象
- 成果を重視せず、単に「日常に対するちょっとした刺激」と思って定期的に参加するのがいいのだと思う
いずれにしても、拙者たいへん疲労しました
WETな備忘録として